診療内容

めぼ

めぼ(ものもらいとも言います)とは、まぶたに炎症を起こして腫れる状態です。細菌感染を原因とする麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と、しこりになる霰粒腫(さんりゅうしゅ)があります

原因

麦粒腫はまぶたの縁や内部に、細菌感染を起こすことが原因です。汚い手で目を触ったりして、目の周りが不潔になることで起きます。

写真:めぼ(ものもらい)

霰粒腫は、マイボーム腺の出口が詰まることが原因です。マイボーム腺は、目を乾きから守るための脂分が出る分泌腺です。そこに炎症が起き、肉芽腫という、にきびに近いしこりができる病気です。
なお麦粒腫・霰粒腫は、はやり目と違って他人へうつることはありませんので、生活・お仕事は普通にしていて大丈夫です。

写真:めぼ(ものもらい)

症状

麦粒腫の症状は、まぶたが腫れたり、赤くなり、痛みを感じます。大きくなって自然に破れて治ることもあります。
霰粒腫の症状は、痛み、赤みがほとんどなく、まぶたの内部にコロコロとしたしこりができます。触ると動くのが分かります。

写真:めぼ(ものもらい)

治療

麦粒腫・霰粒腫とも、まず点眼・眼軟膏・内服を投与しますが、効果が弱く小さくならない場合、長引く場合切除をおこないます。特に霰粒腫で大きいものは、薬剤の反応が悪く、何か月、1年と残ることがあります。
また日常生活でできる予防法として、目の周囲をきれいにしておくこと。コンタクトレンズの管理をしっかりして、長時間装用しないようにすること。睡眠をしっかり取り、規則正しい生活をすること。過度のアルコールや香辛料の摂取をひかえること、などがあります。

めぼの切除

霰粒腫で、最初から大きい場合、薬剤治療に反応しにくい場合、治療を急がれる場合、切除をおすすめします。ただし、腫れや赤みといった炎症が強い状態で、手術をすると痛みも強くなりますので、薬である程度落ち着いてから手術することをおすすめします

手術は5~10分で終わります。注射麻酔をする時に痛みを感じますが、その後の痛みはほとんどありません。確実に取るために、ほとんど皮膚側から切開して縫合します。しわに沿って切りますので、傷あとはほとんど気になりません。(どうしても気になる方は注射も選択いただけます。)
手術後の生活ですが、当日から運転・お風呂・シャワーもしていただけます。翌日からお仕事・お化粧もしていただけます。なお1~2週間後に抜糸が必要になります。
手術以外に注射という方法もあります。腫れ止めの薬剤をまぶたに注入します。数分で終わり、生活やお仕事も当日から普通にしていただけます。効果は限定的で手術には劣ります。

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。