お知らせ

2018.07.01 学会・勉強会

白内障屈折矯正手術学会に参加してきました

土曜日の午前診察の後、新幹線で上京し、白内障屈折矯正手術学会に参加してきました。学会参加時間より移動時間のほうが明らかに長いという弾丸ツアーでしたが、多焦点眼内レンズは今もっとも力をいれている領域ですので、無理にでも行ってまいりました。
参加できたのは、日曜日のセッションです。
①シンフォニーについてのモーニングセミナー:新川橋病院の先生の発表では、やはり半数以上シンフォニーを使用されていましたが、近方の眼鏡使用が相当数にあがること、ハロー、グレアがある程度あること。
1~2週間間隔をあけて、シンフォニーか、二焦点を選択してもらうことを発表されていました。
患者様ご自身にレンズを選択頂くことを強調されていました。
次に神奈川県の稲村先生が、興味深い発表をされていました。
先生はシンフォニーにこだわっておられ、両眼シンフォニーを標準とし、モノビジョンを取り入れていました。モノビジョンの度数は0Dと-0.75~-1.0Dと近視を強めに入れておられました。
-0.75Dでも、遠方視力はたもたれていました。
先生は単焦点モノビジョンも好まれておられ、僕も大変共感しております。
最後に山口県の廣田先生が、ご自身のシンフォニー経験を発表されておられました。
②眼内炎対策:術後抗生剤内服は欧米ではされておらず、有効性が低い可能性を報告されておられました。手術中に希釈イソジンをかける、また還流液に入れることを報告されていました。当院では、イソジンは強いと考えており、還流液内に抗菌剤をいれて、手術開始前、終了時に抗菌点眼で洗い流しています。
また、万一の眼内炎発症時には、複数の抗菌剤の硝子体注射が、有効とおっしゃっていて、さっそく準備することにしました。
③極小侵襲緑内障手術:現在導入準備中のカフークデュアルブレードについて香川大学の先生が発表されていました。
術後前房出血が一部出るものの、短時間でひくこと。眼圧下降も十分なことを発表されていました。術後癒着防止にサンピロ点眼をされていました。

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診療時間

診療時間 日・祝
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13:00
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午後 15:00〜
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(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

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コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。