昨日、広島駅のグランビアホテルで行われた、J&J社主催のEDOFセミナーに診察後、参加してきました。

EDOFとは焦点深度拡張型眼内レンズといい、J&J社のシンフォニー・オプティブルーを代表とする新しいタイプの多焦点眼内レンズです。従来型に比べ、中間距離から遠方まで自然な見え方を実現、ハロー・グレアが少なく夜間の運転もしやすい、また色味が自然だったり、スポーツに向くなどの長所を備えたレンズです。

多焦点眼内レンズの種類も増えているので、選択肢はたくさんでてきています。患者様と説明、話し合いを重ねて最適なレンズを選択していく必要があります。

当院の多焦点眼内レンズのの方針ですが、シンフォニーをわずかな近視化(-0.5D)させて挿入することを第一にし、近方の見え方を特に重視される方には、テクニスマルチフォーカルの近方焦点が40cmまたは50cmのタイプを相談で選択していただきます。

片目ずつ1カ月の間隔をあけて、その間の日常生活での見え方を確認して反対眼のレンズ選択をしています。