お知らせ

2022.12.03 その他の病気

当院の近視治療

新型コロナウイルス感染拡大が継続しており、第8波も予想されている状況でございますが、お子様の目の使い方にも悪影響をおよぼしております。

室内での生活、特にゲームやスマートフォン・タブレットと接する時間が増えてしまっており、近視のお子さんの割合が急増しております。また、タブレットを授業で使用するケースも増えてきております。

日光を浴びて身体を動かすことは、逆に近視の予防に有効なのですが、様々な社会的背景で、外遊びから内遊びに移行していることも近視を悪化させていると考えれます。

そこで、当院の近視予防治療についてです。

学校検診での視力不良はもちろん、小児の患者様が受診されましたら、基本的に視力・屈折検査をさせていただきます。

また、診察時に近視の遺伝についてもおうかがいすることがあります。低学年で近視がはじまっていたり、近視家系がうたがわれる場合、眼軸長(目の長さ、目をボールと考えた時の直径)を計測します。

眼軸長が長いと、遺伝性の近視がつよく疑われ、進行する可能性が高くなります。近視の進行に関しては、ゲームや勉強などの環境の影響よりも、遺伝の影響をより強く受けます。

したがって、近視家系のお子様は、ゲーム・スマートフォンを制限しても、目の成長とともに、ある程度速く近視が進行してしまいますので、予防点眼をおすすめしております。

点眼治療は、強弱、2種類を使い分けております。

効果が弱い方は、昔から使用されている、ミドリンM点眼になります。瞳孔を開くことで、茶目の根っこの毛様体筋をリラックスさせて近視予防をはかります。当院では、ワックという毛様体の運動のトレーニングを組わせておこなっております。

歴史が長く、保険適応なので負担が少ないことがメリットになりますが、遺伝性の近視への効果は限定的です。

新しい強い方の治療として、最新の治療薬マイオピン点眼に注力しております。マイオピン点眼は、シンガポールで開発された薬剤です(アジア人は人種別にとくに近視の割合が高いです。)世界的に広まっています。毛様体をリラックスさせる効果に目の形状を安定化する、眼軸長を抑制する効果があり、遺伝性の近視への効果が立証されています。

ただ、厚生省の国内での承認がまだおりていませんので、自由診療扱いとなり、点眼薬に、診療も実費となり、ある程度高額な治療費になってしまいます。

当院では、遺伝性・進行性のお子様には、マイオピン点眼をご提案し、料金もご説明の上、ご希望があった患者様に治療をおこなっております、処方件数は市内トップクラスです。

 

 

 

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。