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2022.08.02 その他の病気

紫外線と目の病気

8月に入り、新型コロナウイルス感染の拡大も気になりますが、気温の上昇とともに、紫外線量も日に日に増えてきています。

あまり知られていませんが、紫外線で起こりやすくなる目の病気はたくさんあります。

まず、紫外線がもっとも当たりやすい、目の表面の角膜に傷ができる、角膜炎を起こしやすくなります。表面の痛み、違和感、目やにとして感じることが多いです。

次に、白目は黒目に入り込んでくる翼状片という病気を増やします。白目のできもの、ふくらみといわれることも多いです。目の中心に近づくように進行し、乱視を強めて視力を下げたり、患者様が見た目を気にして手術になることがあります。

また、年配のほとんどの方がかかる白内障も進行させます。白内障手術では、濁った水晶体を眼内レンズに置き換えますが、当院では、眼底の病気の予防のために紫外線をカットするタイプを採用しております。

最後に水晶体を通して、光が達する、目の奥の中心:黄斑が傷つく黄斑変性の発症につながることがあります。

帽子やサングラスで防御するのは有効です。帽子はつばつきのものが良いでしょう。

サングラスは、紫外線カット率が重要になります。97%以上のものを選ぶようにしましょう。また、誤解されていることも多いのですが、色が濃いものでは、瞳が開くために、目の奥にはいる紫外量が増えますので、好ましくないです。なるべく色が薄いものを選ぶようにしましょう。

また、眼鏡やコンタクトレンズも、紫外線カット率が高いものがこのましいです。

左から、角膜炎、翼状片、白内障の写真になります。

 

ドライアイの黒目の状態で、染色剤に均一に染まらずに、傷が下方にあります。

 

翼状片(よくじょうへん)です。白目が増殖し、黒目の中心に向かって侵入してきます。充血、乱視の原因になります。

進行した白内障です。水晶体が白濁しており、視力も低下します。手術が必要な状態です。

眼の奥の光を感じ取る中心部にあたる黄斑(おうはん)が障害を受ける黄斑変性症です。注射療法が主流になっていますが、すべてが回復するわけではありません。

 

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診療時間

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※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。