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2019.09.24 その他の病気

老眼=調節力のおとろえ

老眼とは調節力の衰え

人間の目には水晶体というレンズが入っていて、水晶体の厚みを変えることによってピント調節をしています。何もピント合わせの努力をしない状態で遠方にピントが合っている状態を「正視」と言います。もっとも視力がよくでる理想の状態です。正視の人は遠くはよく見えます。歳を取っても遠くは大丈夫です。近くを見る時には毛様体筋(=ピント調節のための筋肉)を緊張させて水晶体の厚みを増すことによってピントを合わせます。

ちなみに遠視は遠方を見る時もピント調節をしている状態です。正視よりさらに調節の努力をしなければなりません。近視はピント合わせをしていないのに1mとか30cmとか近方の距離にピントが合っている状態で、近くを見るには楽ですが遠くにピントを合わせられないので不自由になり目がねが必要になります。そのかわり老眼の影響を感じにくいです。軽い近視は、実はすべての年齢でバランスよく見えるので悪くはないです。

老眼はピント調節力の衰えを言います。原因は(1)水晶体が年齢でだんだん固くなるため、(2)毛様体筋の力が年齢で弱くなるためです。特に(1)の影響が大きいとされています。水晶体は赤ちゃんの時が一番柔らかく、年齢に比例して固くなります。20歳でも10代よりは固いのです。

年齢とともに調節力は一直線状に低下していきます。10歳以下は調べていないだけで、生まれてすぐから加齢変化は始まっていると考えられます。

 

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