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2019.09.19 その他の病気

がちゃ目について

がちゃ目を正式には不同視といいます。

がちゃ目があると、左右で分業をはじめるようになります。

偶然「右目が正視のまま、左目は近視」という状態になったとします。(最初のきっかけが何なのかはよくわかっていません)

その状態では、遠くを見る場合、右目で見たほうがピントが合ってくっきり見え、左目は近視のぶんだけぼけて見えます。無理に両目で見るより右目だけで見たほうが鮮明に見えます。

近くを見る場合、正視だと筋肉を収縮させてピント合わせをする必要がありますが、近視なら筋肉をあまり使わなくてもピントが合います。つまり近視の左目で見たほうが楽をすることができるのです。正視の右目でも頑張ればピントを合わせられるのですが、人間の身体は楽ができると楽なほうを選ぶ習性があります。

こうして、「右目は遠く、左目は近く」という分業を始めます。そうなると左目では近くばかり見続けることになるため、ますます近視が進んでしまいます。右目は遠くばかり見ているので正視のままです。ますます分業が有利な状況になって、分業が固定していってしまいます。

両眼視を犠牲にして楽をする

人間には2つの眼で見た情報を脳で統合して処理する高度な働きがあります。これを両眼視と言います。例えば立体的にものを見ることができるのは両眼視しているからで、両眼視機能が全くない人は3D映画を楽しめません。

左右で遠近分業をしている状態は、余分なピント合わせをする必要もないだけ楽ですし、日常生活ではさほど不自由するわけでもなく、普通に生活ができます。45歳を過ぎて老眼になったとき、両目とも正視の人は近くが見えなくて老眼鏡のお世話になりますが、片目が正視で片目が近視の人は老眼鏡を使う必要がなく便利です。

しかし、分業している時には、当然両眼視はできていません。片目ずつ交代して見ているのです。長い人類進化の過程で獲得した両眼視という高度な機能を犠牲にしていることになってしまいます。

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