お知らせ

2021.03.01 視神経の病気(緑内障)

世界緑内障週間 3/7から3/13

3/7土曜から3/13日曜は、世界緑内障週間です。

緑内障は、日本で、中途失明原因の第一位です。視神経が障害される慢性疾患で、徐々にではありますが、視界がせまくなっていきます。点眼による予防治療が主になり、回復が困難な病気です。

初期症状がほとんどないため、発見がむずかしいのも特徴です。40歳以上では、17人に一人が発症するとされており、発症に気づかれていない方もすくなくありません。

また、今年はコロナ禍特有の問題もあります。眼科検診をさける、あるいは、治療を自己中断してしまう患者様もおられます。

中高年の方は、症状がなくても、一度は眼科受診をされることをおすすめいたします。

以下は、私も所属しております、緑内障学会からのメッセージになります。

 

『緑内障は我が国における中途失明原因の第一位です。けれども我々日本緑内障学会はこの状況は近い将来脱することができると信じています。その背景にあるのは近年における緑内障の診断と治療の進歩です。OCTを含む眼底検査により極早期の緑内障の診断率は格段に向上しました。多くの点眼薬の登場により、より低い眼圧レベルに保つことが可能になっています。緑内障手術の進歩も著明です。したがって早期に診断された緑内障が高度視機能障害をきたす確率は今後大幅に低下していくと考えられます。ただし、問題が残っています。緑内障の特性として初期の自覚症状が非常に少ないという点です。多くの患者さんが診断されることなく未発見のまま進行している事は問題です。また自覚症状が少ないことは、診療の継続が途切れる理由にもなります。さらに、緑内障と診断されたことで精神的なストレスや不安を抱えてしまわれる方があります。長期間の治療となりますので、その心の支えとなるのは緑内障に対する正しい知識と、主治医や仲間や家族とともに希望を持って病気と向き合うことだと思います。こうした背景から、「早期発見・継続・希望」をキーワードにした啓発活動が非常に重要であると日本緑内障学会は考えています。
緑の光は、「あなたの眼がずっと見えていますように」という希望の光でもあります。』

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。