お知らせ

2019.08.06 視神経の病気(緑内障)

急性緑内障発作について

急性緑内障発作について

いったん隅角が閉塞すると、房水の流出が滞り、毛様体で産生された房水が虹彩の裏側に溜まってしまいます。そうすると溜まった房水は虹彩を上に押し上げるので、隅角はますます狭くなります。つまり悪循環になってしまいます。部分的な閉塞が広い範囲の閉塞へと進み、ついには全く流れなくなります。

房水が作られ続け、隅角から流れ出なくなると、眼圧はどんどん高くなり、パンパンになります。通常の眼圧は10~21mmHg(ミリメートル水銀柱)くらいですが、これが50から60と正常の倍以上に急激に上昇してしまいます。この状態を急性緑内障発作と呼んでいます。

症状としては、眼痛、頭痛、吐き気、かすみ目などです。頭痛や吐き気だと内科を受診してしまうことが多く、眼科での治療が遅れることがよくあります。

発作を起こすと視野が欠け、それは残念ながら一生元には戻りません。中心視野が障害されると見えづらくなり、視力も低下します。これは発作を起こしている間に視神経がどれだけダメージを受けたかで決まります。眼圧が50mmHgに上昇したまま1週間も経てば失明してしまうこともあり得ます。緊急にに発作を解除して眼圧を下げることが重要になります。

高齢者では目の知覚も鈍麻していて眼圧が高いのに本人の訴えがほとんどないことがあります。本人が嫌がっても周囲が受診させましょう。

治療は、緊急で必要になり点滴、レーザー、さらには手術になります。(通常入院が必要になります)

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