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2019.07.01 視神経の病気(緑内障)

眼圧は正常ですか?

眼圧は正常ですか?

という質問をよくお受けします。しかし実は眼圧単独の数値では、正常か異常かの判断はできません。

世界的に統計でみると、健康な人の場合、眼圧は、だいたい10から21くらいの間におさまり、これを正常値としています。単位はmmHg(ミリメートル水銀柱)です。
血圧と同じですね。

健康人では10から21までといっても、21なら全く正常で、22なら異常、というものではありません。

22,23という眼圧でも、緑内障の所見が全くない場合があります。これを「高眼圧症」と呼んでいます。高眼圧症なら治療しなくてよいはずですが、何年かすると緑内障になってくることがあるので、経過観察が必要ですし、場合によっては眼圧を下げる薬を使っております。
 実は、眼圧が正常でも緑内障の変化をおこすことがあります。これを「正常眼圧緑内障」と言います。日本人では特に、正常眼圧緑内障の割合がおおいので、眼圧が正常範囲内でも、完全に安心するわけにはいかないのです。

視神経や視野の状態を定期的にみて判断する必要があります。ただ、正常眼圧緑内障でも、眼圧が高いほど進行が速い傾向があります。

したがって、正常眼圧緑内障でも他の緑内障と同じように眼圧を下げる治療が必要になります。

 

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