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2021.06.23 その他

コロナ禍のこどもの目への影響

昨日のRCC『イマシリ』において、コロナ禍でふえるこどもの目の病気が特集されていました。広島大学眼科の原田陽介先生が、新型コロナウイルス感染拡大後、児童の患者様で、近視・アルコール眼障害・スマホ内斜視・弱視の数が増えていることを指摘され、注意をよびかけておられました。

休校措置・自粛生活により、長時間ゲームやスマートフォンをすることで、近視・スマホ内斜視がふえていること。

足踏み式のアルコール噴霧器が、こどもの目の高さに近いため、アルコールが目にはいってしまいアルコール眼障害をおこすこと。

乳幼児健診を、受診控えから遅らせることで、弱視の発見が遅れるということでした。

当院では、小児眼科に注力しております。近視予防の最新治療薬マイオピンを積極的に処方しております。また斜視・弱視も予約制でしっかり時間をお取りして診療にあてり、多くの患者様の治療にあたっております。

以下RCC newsホームページからの転載となります。良ければお読みくださいませ。

 

新型コロナ感染拡大を防ぐため、長く続く自粛生活。この自粛生活の影で子どもの目に危険が迫っているというのです。いったい、なぜ?  「この1年で近視が明らかに増えた。」(広島大学病院 原田陽介医師)  きょうの「イマシリ!」は、『新型コロナ感染防止で子どもの目がピンチ!』に迫ります。  自粛生活が続いていることで近視が進むなど、子どもたちの「目」に影響が出てきているというのです。  自粛が続いて、ゲームばかりしていると近視が進むということでしょうか? それ以外にも重いトラブルの種もありそうなんです。広島大学病院で詳しく聞いてきました。  広島大学病院・眼科の原田陽介医師です。原田医師は、新型コロナの感染防止のための対応が、子どもの目に悪影響を与えていると話します。  「近視が進む原因は、外遊びの時間が減った。近くのものを見続ける時間が増えたのも当然、あるかと思います。遠くを見ることで眼は調節するので、家遊びだけだったら遠くを見る調節力を使わないので、それで近視が進んでいるんじゃないかな。外遊びというのは、遠くの風景を見る。遠くの景色を見る時間というのが、近視の進行に影響があるんじゃないか。」(広島大学病院 眼科 原田陽介医師)  実際に視力の落ちた子どもは増えているのか、メガネの販売店で聞いてみました。  「数年前と比べると、小学校低学年からの近視用メガネをかける方は増えているのかなと。お子さんと親のお話の中で、ちょっとゲームややりすぎなんよという話も会話の中で聞きますね。」(メガネの田中 本店 諏訪英範店長)  メガネの田中では、契約中に何度でもレンズやフレームを交換できる子ども向けメガネのサブスクサービスを行っています。  「お子さまの目の成長に合わせて、何回もレンズの交換ができるサービスなんですけど、非常に好評を得ていますね。」(メガネの田中 本店 諏訪英範店長)  子どもは、視力やサイズの変化が大きいため、メガネの調整は大切です。実際に調整をするためには来店することが必要ですが、コロナ禍でお客の動きも変わりました。  「予約でご来店される方が増えましたね。お客さまが密になる空間に敏感になられているので、入り口で消毒されたり。自発的にされているので。」(メガネの田中 本店 諏訪英範店長)  アルコール消毒は日常の風景になりました。しかし、原田医師は、ここにも子どもの目に危険が潜んでいると言います。  「子どもの角膜障害が7倍に増えた。その多くの原因というのが、プッシュタイプ、ポンプ型の消毒アルコールだという報告があります。わたしたちがプッシュポンプをしている高さが、ちょうどお子さんの首から上あたりにちょうどプッシュポンプタイプのアルコールが設置されていることが多い。踏むタイプのですね、やつはけっこう危ないんじゃないかと。」(広島大学病院 原田陽介医師)  「6歳児の平均身長は116センチです。顔のあたりにフェイスシールドを置いて、アルコール消毒をしてみます。シールドにアルコールがついています。」(平尾直政記者)  「1滴入るだけでも、ちょっと入るだけでもかなりの刺激があると思うんです。勢いよく目に入った場合は、角膜の表面がずるっとむけてしまったりすることが予想されますので。小さいお子さんがいるご家庭には、プッシュタイプの横を通るときには注意されたらいいかなと思いますし。自分でハンドサニタイザーを持ってですね、自分でジェルタイプのものでやるのが、安全かもしれないですね。」(広島大学病院 原田陽介医師)  足で踏むタイプのアルコール消毒は、手で押すタイプに比べて勢いが強く出ることが多いようです。吹き出し口と同じ高さに顔が来る子どもにはリスクはとても高くなるということです。  原田医師は、小さな子どもには霧状のアルコールが目に入りやすい消毒よりも石けんを使ったこまめな手洗いを勧めていました。  VTRの初めでも説明がありましたが、原田医師は、手元のものを見続けることによる近視のリスクについて話をされていましたが、それ以外にもトラブルが起こる危険があるそうです。その点についても聞いてきました。  「タブレットをずっと見ると、内斜視っていって、目が内に寄ってしまって、眼球の位置の障害が出てしまうので。30分タブレットを使ったら、少し目を休めるとか。密じゃない場所で一緒に散歩していただくとか、遠くを見る。目をリラックスさせて遠くを見る時間が、ある程度必要だと思います。」(広島大学病院 原田陽介医師)  子どもの目のトラブル防止には、「外に出て遠くを見る」ことが大切だということです。  このほか、コロナ禍での自粛で、子どもの目がピンチにさらされることがあるそうなんです。「コロナ禍が落ち着いてから」と、乳幼児健診を先送りにした結果、「弱視」の発見が遅れるというケースが出てきているそうなんです。  もともと、子どもの50人に1人は弱視の傾向があるそうです。早期に発見して適切な治療や訓練をすれば、しっかりした視力が得られる可能性が高くなるそうなんですが、発見が遅れると、治療の効果はどんどん低くなっていくそうです。

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