新型コロナウイルス感染の拡大にともない、3つの密をさけることが求められています。そのために先週の専門家会議で、オンライン診療をすすめる発表がありました。

オンライン診療とは、テレビ電話などで医師と患者様をむすび、診療をおこなうシステムです。今回初診患者様も対象となるなど適応はひろがってきています。

当院でも、その発表前から、導入を検討しておりましたが、現状では問題点もありますため、導入見送りとしております。

基本的にえられるデータがテレビ電話のみとなりますので、患者様の訴えと、充血の程度、範囲などの前眼部のおおまか情報しかえられません。

基本的な、視力・眼圧はもちろん、今の眼科診療に欠かせない、OCTなどの情報がありませんので、誤診につながってしまう可能性もあると考えております。

眼科は多くの画像データをもとに診療をおこなっておりますので、現状ではオンライン診療との相性がよくないと考えております。

反対に、患者様との対話のしめる割合が大きい、精神科・心療内科はその相性が良いと思われます。

現在、病状がおちついている定期通院の患者様に対して、電話での処方箋発行は対応しておりますので、ご希望の方は、お電話ください。