お知らせ

2022.07.09 網膜の病気

硝子体注射薬の選択

眼底疾患の最新治療である抗VEGF療法(硝子体注射)の薬剤の選択肢が最近になり増えてきました。

従来からの、ルセンティス、アイリーアにくわえて、1昨年からベオビュが発売され、今年、ラニビズマブBS、バビースモが発売になりました。

ルセンティス、アイリーアは加齢黄斑変性・網膜静脈閉塞症・糖尿病黄斑浮腫と多くの眼底疾患に対して適応があります。

ベオビュの適応は加齢黄斑変性と糖尿病黄斑浮腫(今回追加)、ラニビズマブBSの適応は加齢黄斑変性と病的近視、バビースモの適応は加齢黄斑変性と糖尿病黄斑浮腫となります。

ベオビュ、バビースモの特徴は、作用期間がながく、通常の症例で維持期ではそれぞれ、3カ月、4カ月に1回の投与でよいと報告されています。

薬価は高い方から、バビースモ、アイリーア、ベオビュ、ルセンティス、ラニビズマブBSの順になり、後発品であるラニビズマブBSはかなりご負担が少ないです。(実際には高齢の患者様の場合、18,000円、8,000円の上限に達して変わらないことが多いです。)3割,2割ご負担の患者様には、病態にあうようであればラニビズマブBSを選択するようにしています。

当院では、上記のような様々な要素を勘案して、患者様個人個人に最適な薬剤を選択させていただき毎月多くの患者様の治療をさせていただいております。

重症の黄斑変性の眼底です。視力もおおきく低下します。

抗VEGF療法(硝子体注射)の模式図です。どの薬剤でも、数分の短時間でほとんど痛みがないというのは共通しています。翌日から通常の生活をしていただけます。

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。