ドライアイは日本人の5人に一人がなる、ありふれた目の病気ですが、冬場にもっとも悪化します。空気が乾燥するのと、エアコンで室内が乾燥することが原因です。

単にかわくだけでなく、見方の質をおとしたり、感染症を増やしたりと様々な目のトラブルのもとになります。

ドライアイは目薬の治療が基本です。当院でももちろん様々な目薬を採用し処方しておりますが、目薬だけで治らない重症のドライアイにも対応するために、ほかの治療にも取り組んでおります。

まず、涙点プラグです。これは、涙の逃げ道にふたをすることで、涙の量を増やす治療法です。特徴は即効性があることです。目薬よりも効果の実感がはやく翌日から実感できる方も多いです。

当院では従来のシリコンプラグにくわえてコラーゲンプラグも取り入れています。これは液体に近い性状で、涙点の形状によらず、どなたに対しても使用できるのが特徴です。

また、近年ドライアイの原因にマイボーム腺の障害がおおきくかかわっていることが分かってきております。

当院では、マイボーム腺機能障害の治療もおこなっております。温めることで通過をよくする赤外線治療や、マイボーム腺の開口部を清潔に保つアイシャンプーなどです。

ドライアイは慢性的で、目薬だけで改善しない患者様も多くおられます。そういった患者様にも対応できますので、ご遠慮なく相談にいらしてくださいませ。