お知らせ

2021.04.15 角膜・結膜の病気

ドライアイとは

ドライアイとは、涙が不足していろいろな目の症状を出す病気です。
正確に言うと、涙そのものの量が減ったり、涙は3層からなっているのですが、一つの層が少なくなるなどのバランス、質が悪くなる病気です。
症状はさまざまで、乾く、ゴロゴロする、異物感がある、充血する、かすむ、まぶしく感じるなどです。
湿度や環境の影響を受けやすいので、時間帯や季節で症状が変動することも特徴です。
女性の方が多く、加齢とともに増えます。コンタクトレンズ
、エアコン、パソコン、スマートフォンの使用で悪化しやシェーグレン症候群、リウマチなどの膠原病や、一部の高血圧・精神疾患の内服薬が原因になることもあります。
推定で数千万人の患者様がおられ、デジタル機器の使用により急速に増加しています。低年齢で増えていることも近年の特徴です。
治療は点眼薬が基本です。種類がたくさんありますので、それを病状に応じて組合わせ、使い分けることが重要になります。
ヒアレイン・ジクアス・ムコスタ・マイティア・ヒアレインミニ・フルメトロン・フラビタン眼軟膏・タリビッド
眼軟膏など多数あります。
点眼で治りにくい場合、涙点プラグという方法を試すこともあります。
これは、涙点という涙の出口(目頭にある小さな入口で、女性はお化粧簿で気づいておられるかもしれません)に蓋をすることで、涙を逃がさないようにして、涙の量を増やす治し方です。増えた涙が角膜の傷の修復にはたらくことで症状を改善します。
形状が決まっているシリコン製のものと、内部の形状に沿ってくれるコラーゲン製のものがあります。コラーゲン製では定期的に挿入を繰り返す必要があります。
また、近年マイボーム腺の障害がドライアイの主要な原因となっていることが分かってきて、その治療も併用することで、効果が上がることがあります。
マイボーム腺は、上下の瞼のまつ毛の生え際にあり、涙に脂を足す働きをしています。ここがおもに詰まることにより、涙の質が悪くなるのです。
赤外線治療や、ホットパック、マイボーム腺開口部の洗浄、清拭、直接詰まっている部分を切開する治療をおこなっています。

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。