お知らせ

2018.07.04 角膜・結膜の病気

7月3日:なみだの日

7月3日はなみだの日です。私が所属するドライアイ研究会が、ドライアイの概念普及のために制定したものになります。ドライアイは、単に乾くというだけでなく、違和感・目やに・充血・痛みさらには視力低下といったささまざまな症状を出します。

大きく2つに分類することができます。1つは、涙の量が減ってしまう「量的な異常」、もう1つは、涙の性質や涙を保持する能力が変化する「質的な異常」です。

「量的な異常」は、涙の分泌そのものが少ない状態です。

「質的な異常」とは、涙の成分の異常、例えば、脂質成分やムチンと呼ばれるタンパク質成分が少ない、角結膜上皮に問題がある、などの原因により、涙は分泌されていても涙が目の表面に留まらない、すぐに乾いてしまう、といった状態です。

ドライアイを悪化させる条件として、寒く乾いた季節、パソコン作業、スマートフォン、コンタクトレンズの使用、エアコンのきいた室内があります。当てはまる方は多いのではなないでしょうか?

これからエアコンをかける機会が増え症状が強まりやすくなりますので、目の乾きを実感される方は早めに受診されてください。

こいけ眼科では、まず、0.1,0.3%ヒアレイン(ミニ)、ジクアス、ムコスタ、マイティア、ソフトサンティア、フルメトロンの各種点眼薬により治療を開始し、症状に応じて、オーダーメイド的に点眼を組み合わせます。それでも改善しない場合、涙点プラグ治療をおこなっています。

涙の出口である、涙点にシリコン製プラグを入れて、涙逃がさず、角膜の創の修復にあてる方法で、症状は一気に改善することが多いです。(他院で点眼治療で良くならず、涙点プラグ挿入で大幅に症状が改善される方も多くおられます。)

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。