お知らせ

2023.03.23 水晶体の病気(白内障)

最新型眼内レンズ『ビビティ』導入

今年6月に、㈱アルコンから発売される、最新型眼内レンズ『ビビティ』を導入いたします。

当院の多焦点レンズの豊富な実績がみとめられ、先行使用施設に認定されました。

㈱ジョンソンエンドジョンソンから発売になった『アイハンス』以来。2年ぶりの新規眼内レンズの発売となります。

業界最大手のアルコンのレンズですし、米国発売から間がなく日本導入された期待の眼内レンズになります。

同社の主力レンズであり、現在国内でもっとも選ばれている3焦点レンズ『パンオプティクス』とおなじ、選定療養扱いとなる多焦点眼内レンズとして発売され、価格も同じとなります。

焦点深度拡張型レンズ=EDOFレンズに分類され、『シンフォニー』と同じグループとなりますが、最新型ですので、様々な点で改良されています。

複数のメリットがあり、まず多焦点レンズの短所である、異常光視症(ハローグレア)をほとんど感じないということです。

また、回折構造を持たないため、光学的エネルギーロスが少なく、単焦点レンズと同等のコントラスト感度を持っていることです。

さらに、緑内障、黄斑の病気があっても、見方が受け入れやすい性質もあります。

いずれも、多焦点レンズのネガつぶしという意味を持っております。

逆にデメリットは、焦点深度拡張型レンズ特有の近方の弱さになります。遠方の見え方はとても優れているのですが、66cmで0.8 40cmで0.6程度と近くの距離ほど弱くなりますので、スマートフォンなどの距離では、基本的に老眼鏡が必要になるでしょう。

以上の特徴をふまえて『ビビティ』をおすすめしたい患者様は、もともと正視・遠視で老眼鏡を使うことに抵抗がない方、遠くの見方を重視する方、夜間の運転が多い、または、ハローグレアが気になる方になります。

現状評価の高い、『パンオプティクス』『シナジー』と患者様の目の屈折度・状況、ご希望に応じて使い分けていくのが良いと考えております。

当院は、多焦点レンズでは市内トップクラスの実績がございます。豊富なレンズラインナップの中から、患者様個人個人にとってベストなレンズ選びをこころがけております。

また、学会・勉強会に積極的に参加して、地方都市の広島でも、東京・大阪といった大都市と同等の医療をご提供できますよう努めてまいります。

 

 

 

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診療時間

診療時間 日・祝
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※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。