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2022.10.06 水晶体の病気(白内障)

海外眼内レンズ比較論文

海外著名雑誌 JAMA ophthalmologyに白内障手術で使用する眼内レンズで、単焦点レンズと、各多焦点眼内レンズの術後成績を比較したデータが出ておりました。2600例という膨大な対象数であることが特徴です。

結論としては、両眼3焦点眼内レンズの選択がベストということで、これは私の経験とも一致しております。

グレアまたはハロについて、多焦点と単焦点に有意差がないというデータも興味深く、今後のレンズ選択の参考にさせていただきます。

なお、連続焦点レンズについては、発売後間がないためか、今回比較対象に選ばれていませんでした。

以下論文の要旨となります。

老視矯正に用いるさまざまなタイプの眼内レンズ(IOL)を比較すべく無作為臨床化試験27件の系統的レビューとベイジアンネットワークメタ解析を実施。白内障よる両側摘出手術後にIOL挿入術を受けた2605例を対象とし、評価項目は両眼視力、光学品質(グレア、ハロ)などとした。

その結果、裸眼近方視力は単焦点IOLとの比較で、3焦点IOL(平均差-0.32、95%信用区間-0.46--0.19)および2焦点回折型IOL(同-0.33、-0.50--0.14])の改善が大きかった。裸眼中間視力の改善は焦点深度拡張型IOLの方が単焦点IOLより良好だったが、焦点深度拡張型IOLと3焦点回折型IOLの比較では差がなかった。多焦点IOLと単焦点IOLの裸眼遠方視力は同等だった。コントラスト感度、グレアまたはハロについては多焦点IOLと単焦点IOLに統計学的な差は見られなかった。

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