本日昼休みに、㈱ジョンソンエンドジョンソンより発売予定の、最新型眼内レンズ『テクニス アイハンス』の院内勉強会をおこないました。

『テクニス アイハンス』は今年11月発売予定の新しいタイプの眼内レンズです。同社の実績ある単焦点眼内レンズ『テクニス 』ZCBを改良して、独自の高次非球面構造をもたせています。遠方の視力を維持したうえで、落ち込みすくなく中間視力まで保たれます。近方では視力が低下するため、老眼鏡は基本的に必要となります。

条件の悪くなる、薄暗い環境下でも、視力・コントラスト感度がたもたれます。

そして、単焦点レンズ扱いですので、患者様のご負担は変わりません。単焦点レンズに中間まで見える付加価値をもたせたレンズとなります。

多焦点眼内レンズほどの、近方の視力は望めませんが、経済的負担はすくなく、光視症（ハローグレア）も少ないバランスのよいレンズということになると思います。

新しいレンズですので、すべての患者様にご提案するわけではございませんが、遠方にくわえて中間の見方もご希望されている患者様には、じょじょにご提案していこうと考えております。

当院では、白内障手術で使用する眼内レンズの種類の豊富さにこだわっています。国内承認されたレンズはすべて取り扱うことで、個々の患者様に最適なレンズをご提案できるように、つとめてまいります。

㈱ジョンソンエンドジョンソンは、近春の連続焦点眼内レンズ『シナジー』につづいての新規レンズ導入となります。患者様に新しい選択肢をお示しできるようになるのを喜ばしく感じております。