お知らせ

2019.12.09 水晶体の病気(白内障)

3焦点眼内レンズの特徴

今回、アルコン社から3焦点眼内レンズ;パンオプティクスが国内初承認され、眼科医、患者様の評価がきわめてたかく急速に普及してきています。

当院では承認直後から導入し、現在広島市内で手術件数がトップとなっています。

多焦点眼内レンズは日本導入以来10年が経過しています。当初は遠方と近方が見える2焦点眼内レンズから導入されました。

しかし、日常生活でよく使用する中間距離(たとえばテレビやカーナビ、少し離れた人の顔などの距離)で不満をうったえる患者様が出たため、中間から遠方まで連続して見えるタイプの眼内レンズ(EDOFレンズ)が数年前に発売されました。

中間から遠方のタイプは色味をふくめた見方も自然で、評価は高かったのですが、レンズの性質上近方で不満が出ました。

それを解消するために、意図的に近視によせてある程度、近方を見せるようにする方法と、反対の目に、遠方と近方のタイプを選んで組み合わせる方法で対応してきました。

ご満足いただける患者様は多かったのですが、たとえば左右で見方がことなるために気にされる患者様も一部でおられました。

今回10月末に特別な工夫をしなくても、近方・中間・遠方が片目で見える、3焦点レンズ:パンオプティクスが国内初承認されました。

もっとも必要とされる遠方に50%、近方・中間に25%ずつ力が配分されています。(ちなみに4焦点も開発していたそうですが、見方が3焦点のほうがすぐれることがわかったそうです。)

エネルギーロスがすくなく、もっとも効率よく光の情報を網膜に伝えることができます。また当初から乱視タイプも幅広く準備されています。

多焦点レンズ特有の夜間運転時のいやらしい見方:ハローグレアも出にくくするよう改良されています。

 

 

 

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