お知らせ

2018.05.06 水晶体の病気(白内障)

白内障手術の実際の方法

白内障手術は、濁っている水晶体を取り除き、透明な人工レンズと交換する手術です。5つの行程からなっています。第一の行程は、目の中に入る道を創ります。黒目だけを切る方法と、白目と黒目を通して切る方法があります。切開幅は、わずか2~3.5mmです。あわせて、サイドポートという、左手で器具を出し入れする、小さな創もつくります。
第二にCCCという、水晶体の袋の前側に窓をあけます。折り曲げた針を使う方法と、ピンセットを使う方法があります。また、針を用いた後、ピンセットに切り替えることもあります。手術の安全性にかかわる最も重要な行程です。
第三に、水をまわして水晶体を分離する、ハイドロを行います。これで、水晶体の核が、自由に動くようになり、このあとの超音波が、楽に行えるようになります。
第四に、超音波をかけて、水晶体の核をくだき吸いとります。IAで、皮質も吸いとります。この時に、キュイーン、カタカタという独特な機械音がします。術者に情報を伝えているのですが、患者様には、ストレスだと思います。第五に、人工レンズを水晶体の袋に収めます。折り畳みピンセットを使う方法と、人工レンズが折り畳まれて入ってるインジェクターという器具を使う方法があります。インジェクターが主流になっています。残った皮質をすいとって眼内をきれいにします。
最後に傷からの水漏れがないことを確認します。
白目も切開した場合には、縫合するか、焼却器で焼き付けます。
どの行程も重要ですが、第四の超音波の行程が時間をとりますが、第二、三のCCC、ハイドロが重要だと感じています。前準備がしっかり出来ていれば、本番が簡単になるのです。

 

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。