お知らせ

2020.04.01 お知らせ

小児眼科に力を入れています。

当院では小児眼科に力を入れています。小児の目の病気の代表は近視です。来週から、新学期がはじまりますが、新学期早々に視力検診がおこなわれることになります。

近視予防の基本は点眼薬になります。

当院では、2種類の点眼薬を使い分けています。一つ目は最新の近視予防薬となる、マイオピン点眼(低濃度アトロピン点眼)です。現在県内で7施設が対応しており、安芸区・安芸郡では当院のみとなります。

シンガポールで発売され、近視予防に対する有効性が世界ではじめて証明された薬剤です。ただし現時点で国内未承認のため、自由診療となってしまいますので、1本あたり2500円となり、診療費も自費となってしまいます。

比較的高額な治療費となるので、相談で治療をおこなっています。ご両親とも近視が強い、低学年にもかかわらず、近視が早く進行しているなど、近視が進行する条件がそろってい患者様が対象となります。遺伝性の近視は目の形状で診断がつくことが多く、そのために眼軸長検査も積極的におこなっています。)

もう一つは、ミドリンM点眼です。数十年の歴史がありますので、親御さんもご使用になっていたかもしれません。ワック:望遠訓練とくみあわせて、目の緊張を減らして近視予防をはかります。

近年の研究で、屋外で日光をあびることが、近視予防に有効であることが証明されてきています。まず外遊びを増やすことは、近視予防にとても良いのですが、なかなか外遊びの時間をとれないとうお声もお聞きします。

そこで、日光を浴びるのに同様の効果が得られる、クロセチンをふくんだサプリメント:ロートクリアビジョンも取り扱っています。

(ブルーベリー味のラムネタイプで飲みやすい従来型と、有効成分を増やした新型EXをご相談で使い分けております、)

次いで重要になる小児の病気が遠視です。遠視は、遠くが見える目というわけではありません。遠くにも、近くにもピントが合いにくい状態なのです。さらに小児の場合、視力の発達をさまたげ、弱視になる可能性があるので要注意です。
眼科医は、近視よりも遠視を心配しています。また斜視を合併することもあります。

当院では生後6カ月から近視・遠視・乱視・斜視を計測できる、スポットビジョンスクリーナーを、市内でさきがけて導入しました。早期に遠視を発見した場合、正確に測定するために、目の緊張をとる目薬をさしてから再度計測をします。
その数値をもとに、眼鏡のいる、いらない、またはかけ始める時期を決定しています。

遠視、弱視の治療は、アイパッチ(遮蔽治療)が歴史があります。当院では、さらに最新治療機械オクルパッドを導入し、本人様にも、親御様にも負担の少ない弱視治療をおこなっています。

医師と選任の視能訓練士で小児眼科の診療をおこなっています。予約不要ですので、ご遠慮なくご相談にいらしてください。0歳児から診察は可能です。

 

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。