お知らせ

2018.02.22 角膜・結膜の病気

マイボーム腺機能不全について

マイボーム腺機能不全とは、前回投稿しましたマイボーム腺がつまり様々な障害をおこしてくる病態です。マイボーム腺は涙の表面に油分を足す働きをしています。まばたきをする時に涙腺から水分が、マイボーム腺から油分が分泌され、目の表面を守る涙をつくっています。涙の水分、油分もどちらが少なくなってもドライアイを起こします。

症状はドライアイ症状と似通っており、乾き、異物感、見えにくい、目の疲れ、涙が増える、瞼の違和感などです。

治療法は、ドライアイの点眼、抗生剤の眼軟膏、温罨法があります。

ご自宅でご自分でできるケアもあります。温罨法と清拭です。

温罨法はいわゆるホットパックです。ドラッグストアでも手に入りますし、蒸しタオル(電子レンジで500W,30)を利用されてもよいです。お風呂上りにされると効果が高いです。

清拭は指のはらで瞼の縁をマッサージします。ベビー用石鹸など低刺激のものを綿棒につけて、拭くことも有効です。

マイボーム腺機能不全は失明することはなく、最近の疾患概念であるため、詳しくない眼科医も少なくありません。私はドライアイ研究会に所属し、最新の診療情報をアップデートし、日常のドライアイ診療に応用しています。

 

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。