お知らせ

2018.02.05 水晶体の病気(白内障)

プレミアム眼内レンズについて

プレミアム眼内レンズとは、特別な付加価値をもった新しい眼内レンズです。乱視矯正眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。

乱視矯正眼内レンズは、保険適応内であり、ある程度以上の角膜乱視が適応になります。まず乱視は角膜乱視、水晶体乱視、不整乱視に分かれます。水晶体乱視は白内障による乱視なので、手術するだけで回復します。不整乱視は角膜表面の凹凸が原因で手術では治りません。よって角膜乱視だけが適応となります。

乱視の角度によっても適応がありますので、すべての乱視が対象になるわけではありません。また術後の乱視は、大きく減らせますが、完全になくなることはありません。

保険適応で患者様の負担は変わらないため、当院ではなるべく適応の方には使用しております。

次に多焦点眼内レンズですが、いくつか種類があります。おもに2焦点、3焦点、焦点深度拡張型に分かれます。

2焦点は言葉通り、5m程度の遠方と、近方(約30cm,40cm,50cm)に焦点を持つタイプで、中間距離(70cm~1m)は少し弱くなります。夜間の光視症;ハロー・グレアを感じることがあります

3焦点は近方、中間、遠方に焦点を持つタイプです。ファインビジョンが使用されますが、国内未承認で個人輸入で高額になります。

焦点深度拡張型は最も新しいタイプで急速に普及してきています。中間距離から遠法まで焦点の合う距離が拡張されたタイプです。JJ社シンフォニーが一般的で、近方30-40cm(編み物をしたり、スマートフォンの細かい文字をみる場合)は少し弱いのですが、それ以外の距離にはよくピントが合い、夜間の光視症;ハロー・グレアが軽減されて、色味も自然に見えます。ミニウェルという近方までカバーされるタイプもありますが、国内未承認で実績も少ないです。

これら以外にレンティスという、分離屈折型という特殊製法で、遠方から近方まで連続して見えて、患者様の目にオーダーメイドで作成できるレンズもありますが、やはり国内未承認です。

多焦点眼内レンズは毎年新製品が開発されており、注目が高くなってきています。

当院では、実績が多く安全性が証明されている、2焦点、焦点深度拡張型を使用しております。現状では負担額が高い未承認レンズには対応しておりません。

 

 

 

 

 

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診療時間

診療時間 日・祝
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午後 15:00〜
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※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。