お知らせ

2018.04.01 その他の病気

眼精疲労の治療について

眼精疲労の治療は点眼治療が基本です。栄養剤であるサンコバ点眼、調節機能改善剤のミドリンM,ミオピンなどです。

また眼精疲労は眼周囲の血流の低下が影響していることもあり、温めて血流を改善する、ホットパックや赤外線治療(当院でおこなっています。)も有効です。ホットパックは身近なところで、濡らしたタオルを電子レンジで500W,30分温めてもいいです。

お風呂上りにすると効果が高いです。

パソコンやスマホに長時間接する現代社会では、画面から発生するブルーライトが眼精疲労を引き起こしているため、モニター画面にブルーライトカットフィルムを張ったり、ブルーライトカットレンズの眼鏡をされることも大事です。

また前回のべました、眼精疲労の原因がある場合、その対処も必要になります。

1.ピントの問題:近視・遠視・乱視・不同視(ガチャ目)があること、また度のあってない眼鏡・コンタクトレンズを使用していること。

目に最適な眼鏡・コンタクトレンズに度数を調整し直します。眼鏡店で処方された場合に、度数が強いことで、視力は出るが疲れを出しやすくなる:過矯正の状態になっていることがありますので、注意が必要です。

また、以前NHKのためしてガッテンでも取り上げられていた、隠れ斜視に対してはプリズム眼鏡が有効なことがあります。(当院では専門の眼鏡師が予約制でしっかり時間をお取りして調整しております。)

2.ドライアイ:オフィスでのパソコン作業(VDT症候群)など

→ドライアイの悪化する条件である、瞬きが減ること、空気の乾燥が重なるため、オフィスワーカーの方はドライアイ・眼精疲労を併発していることが少なくありません。まずエアコンに直接当たらない位置でお仕事をされること、意識的に瞬きを増やしていただくことをまず説明しております。各種点眼薬を、患者様の眼の状態・自覚症状に合わせてオーダーメード治療で各種点眼を組み合わせて治療しています。

それでも効果が得られない場合、涙点プラグという処置を行い、不足した涙を強制的に増やす治療を積極的におこなっています。

3.白内障・緑内障・黄斑変性など:視力の低下する病気、視力に左右差がある場合。

→視力の低下した眼に対しそれぞれの治療を適宜行います。当院は白内障手術は約5分の短時間の手術時間で市内トップレベルの実績がありますし、緑内障をはじめ眼底疾患の診療を専門にしております。

4.体調の不良:かぜやインフルエンザ、更年期障害、自律神経失調症、虫歯、耳、鼻など目に近い臓器に炎症、異常がある場合。

→眼の治療をしても改善しない場合、主治医の先生にもご相談していただくこともあります。

眼精疲労はありふれた病気ですし、視力を大きく低下させることはないため、くわしく検査や説明をされない眼科施設もあると思います。当院では来院された患者様皆様の不安・疑問なくお帰りいただけることを目指しています。

「たかが疲れ目」ではなく、系統だった医学的な検査のもとで症状の回復に導きます。

慢性的な病態のため、1回で診療が終わることはなく、診療の継続が重要になります。

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診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。