お知らせ

2018.03.28 網膜の病気

硝子体内注射の承諾書の変更

硝子体内注射の投与前の承諾書:手術説明書を変更しました。

以前使用していたものは、説明を厳密に、詳細にを重点におき、4ページにわたる内容でした。患者様から分かりにくいというご指摘を受け、今回分かりやすい内容に変更いたしました。(先輩の開業医からいただいた内容を、当院にあわせてすこし改変しました。)

代表的な網膜静脈分枝閉塞症のものをお示しします。

当院は眼底疾患を専門的に治療をしており、安芸区で唯一硝子体内注射に対応しています。入院を必要とせず、難治性の眼底疾患の治療ができます。

他施設と違い、白内障手術と同様の厳密な消毒法で、感染症対策を完全にして手術室内でおこなっています。

硝子体内注射(ルセンティス・アイリーア)について

方法 

網膜静脈分枝閉塞症では、血管透過性が亢進して、眼底に出血や浮腫(腫れること)が生じ、これにより視力が低下します。抗VEGF薬に注入し、眼底の浮腫や出血の吸収を促進させることにより視力の維持をはかるために行います。投与前から数日、抗生剤の点眼をしていただきます。投与当日は手術室ベッド上で仰向けの状態で、投与前に対象眼に、点眼麻酔、消毒、洗顔を厳重に行い、抗VEGF薬を眼内に注入します。

投与後は抗生剤の軟膏を点入したうえで眼帯をして帰宅いただだきます。帰宅後は抗生剤の点眼をしていただきます。

合併症

本剤合併症として、まれですが、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の報告があります。また硝子体内注射により、高眼圧症や、眼内炎、網膜剥離、白内障などの合併症がおこることがあります。そのような副作用や合併症が生じた際には、直ちに適切な処置を行います。

治療後の経過

基本的に手術翌日は診察させていただきます。病状により適切な間隔で定期受診をさせていただきます。病状の改善はすぐえられるものではなく、その改善度も投与前の状態により異なります。視力の維持が目的ですので、大幅に視力が改善することはありません。

原則的に1ヵ月毎に3回投与を行います。(回復すれば1,2回で終了することもあります。)その後は治療効果を判定しながら数カ月毎に再投与することがあります。場合によって、投薬中止やほかの治療への変更を必要とすることもあります。

その他

眼の周囲を消毒しますので化粧をせずに来院してください。投与当日は入浴・洗眼・洗髪はできません。

お知らせ一覧へ戻る

診療時間

診療時間 日・祝
午前 9:00〜
13:00
○※
午後 15:00〜
18:00

※火曜のみ受付12時まで。また月1回臨時休診がございます。電話でご確認ください。

眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、オクルパッドの受付は終了30分前までとなります。

原則予約不要です。
(手術・特殊検査・ハードコンタクトレンズ処方は予約制です。)

緊急手術がある場合、診療時間を切り上げる場合がございます。

コンタクトレンズ未経験の患者様の処方は行っておりません。